造精機能の原因が精索静脈瘤と認められる場合には、根本的治療として手術を行う方法が一般的です。

男性不妊症の主な原因は造精機能障害であるとご説明しましたが、どのような理由から症状が発症しているのかを把握するためには精液検査のみでは不十分です。

「不妊は夫婦で取り組むもの」という意識は、昔よりは浸透しています。しかし、いまでも一般的に、女性よりも男性の方が不妊検査や治療を受けることに抵抗を持つ傾向が強いのが実情です。

｢男性不妊症｣の治療(不妊治療)の流れを医師が解説 病院は何科? 検査や治療･手術は何をする?

男性不妊症の検査結果でわかることは? 検査後の不妊治療の方針･手術はどう決まる?

精索静脈瘤のための手術では、精巣とつながる静脈を遮断することで新たな血行路を形成して血流の改善を図り静脈瘤の消滅を行います。

現在帝京大学における男性不妊診療は診察、採血のみ行っています。スクリーニング目的の精液検査は行っておりませんので、他院の精液検査結果を持参の上、受診ください。さらに精査、治療が必要な方は杉山産婦人科新宿にて診察を継続しております。あらかじめご了承ください。

これらに当てはまる場合は、クリニックで一度検査を受けることをおすすめします。

｢男性不妊症｣の治療(不妊治療)の流れを医師が解説 男性不妊 原因 病院は何科? 検査や治療･手術は何をする?

男性不妊になりやすい人は、睾丸の見た目や、これまでの病歴、生活習慣などに特徴があります。

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時にヘルニアの手術後に起こることもあるほか、いわゆるパイプカット術による不妊も意図的に精路通過障害を引き起こしている状態となります。

男性不妊の治療に対するイメージを持ち、少しでも不安を解消した状態で臨むための参考にしていただけると幸いです。

精液検査の所見が基準値以下の場合、以下のような状態であると考えられます。